ノベルティグッズで喜んでいた中学時代

「ママ見て!このボールペン〇〇君とおそろいなの!」と、自慢げに言った私に対して母が言ったのは、「そのボールペン、ママも持ってるわよ」という言葉でした。これは、私がまだ中学生のときのことだったのですが、このときの出来事は今でもはっきりと覚えています。私が喜んで見せていたボールペンは、ショッピングモールで行なわれていたある携帯会社のキャンペーンで配布されていたもので、無料でいただくことのできるノベルティグッズでした。そのため、このショッピングモールに訪れていた人のほとんどが、このボールペンを持っていたのです。しかし私は、この母の言葉を聞くまでそれに気がついていませんでした。なぜなら、その男の子から何も聞かされることなく「あげる」と言われ、プレゼントされていたと思っていたからです。そしてこのとき、ようやく母の説明によって真実を知ったのですが、たとえノベルティグッズであったとしても、好きな男の子と同じボールペンを使うことができていることに、嬉しくて仕方ありませんでした。そんな私は、毎日のようにこのボールペンを使い続け、最終的にはインクがスカスカになるまでにも愛用していました。中学生のときの可愛らしい思い出です。

ノベルティグッズをリサイクルショップで売る母

「もうこれで全部でいいのね?」と、母から言われた私は、一体どれだけお金に執着心のある人なんだろうと、自分の母親でありながら、疑問の目を向けてしまったことがあります。これは以前、母がリサイクルショップに物を売りに行くと言い、家中のものをかき集めていたときの出来事です。一般的にリサイクルショップというと、自分で購入して使っていた物がいらなくなった場合に買い取っていただく場所なのですが、母の場合は少しばかり考え方が違っていました。それは、無料でいただいたノベルティグッズを売りに出すというもので、つまり、自分の出費なしにお金をいただこうとしているのです。ノベルティグッズとは、キャンペーン商品のサンプルであったり、アンケートの謝礼でいただくことのできる粗品のことで、これらには会社名やキャンペーンのタイトルが書かれています。そんなノベルティグッズを外で利用するのは恥ずかしいからと、母はこれらをリサイクルショップに買い取っていただくことで、自分のお小遣いにしているのでした。確かにこれも1つの手かもしれませんが、ノベルティグッズを配布している人の気持ちになってみると、母の行為はきっと裏切りのように思います。

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